脱モラトリアム(元地方公務員)のブログ

地方公務員を2年で辞めたド阿呆のブログ

「半育休」という働き方?休み方?

どうも、モラトリアムです。

 

先日職場から要請があったので久しぶりに出勤しました。

業務内容は電話で伝えられてたのですが

わざわざ休業中の僕を呼び出してやるこことか?

と疑問ではありましたが渋々出勤。

案の定30分もかからずに終了

どうせ出勤したからということで他の案件の準備をしていると

上司がお客さの電話を保留し僕に

「〇時に△△までいけないか?」との問い

それはきいてねえということで

「いや、~時までに帰らないといけないので」

というと

「そうか、(再び電話をとり相手に)別で時間取ります」

???

今日じゃなくていいなら聞くなよ

 

と心の中でツッコミ。

そんなこんなで2時間ちょい仕事して帰宅。そんな一日でした。

 

さて、お前育休中なのに働いてんの?バカなの?と思った方

実は育休期間中も一定量は働いて給料貰っていいんです。

 

「半」育休と言われるものです。

僕も現在この「半」育休を取得しており

すこーしだけ働くことになっています。

参考までに下記厚労省のHPを見てみてください

育児休業中の就労について (mhlw.go.jp)

一時的・臨時的であれば

就労が月10日(10日を超える場合は80時間)以下

働いて給料もらってもええし、育児休業給付金も支給するで

という内容です。

「一時的・臨時的」とされるためには

毎週何曜の何時~何時に働く

という風な取り決めはNG

取り決めていなくても

実際の勤務がそうなっていたらNGのようです。

 

「育休中働いたら育児休業給付金も給料も貰えて

   むっちゃお得やん」

 

と思った方、残念です。

給料については

育休前総支給額(たぶん)の13%未満なら

育児休業給付金満額支給

13%を超えて80%未満なら

育休前総支給額に80%かけた額から

もらった給料差し引いてその差額を育児休業給付金として支給する

といった内容になっています。

80%以上もらっちゃうと育児休業給付金は支給されません。

 

わかりにくいですね。

 

たとえば、育休前¥200,000の給料とします。

育児休業給付金はざっくりこの額の67%なので

¥134,000

これは育休期間中雇用保険からもらえるお金です。

半育休の場合

育休前給料の12%にあたる¥24,000をもらった場合は

¥134,000満額もらえるので

合計¥158,000もらうことができます。

住民税等は引かれますが、育休期間中なので社保等は免除

ざっくり給料の80%ぐらいはもらえることになります。

実際は¥200,000から諸々引かれて手取りは16万~18万円ちょい

になるはずなので手元に残るお金としては80%以上なような気もします。

気もするだけです。

 

次は13%以上の場合

例えば給料の20%にあたる¥40,000もらったとしましょう。

この場合、(給料×80%)-もらった金額

育児休業給付金として支給されるので

¥160,000-¥40,000の¥120,000がもらえることになります。

総額は¥160,000

 

70%にあたる¥140,000の場合はどうでしょう。

¥160,000-¥140,000の¥20,000もらえます。

総額は¥160,000

 

細かい税金の話は難しくて分かりませんが

とりあえず半育休で働く場合は給料の13%分働いても

70%分働いても貰える総額は変わらないどころか

所得税等を考えると

できるだけ働かない方が得になるかもしれません。

 

せっかく育休とったならしっかり子供のために時間使いましょう

ってことですね。

さすが強制労働省、抜け目ない制度設計

 

育休は知っていてもこういった働き方?休み方?は

知らない人意外といるんじゃないでしょうか。

大切な子供のために時間を使いたい、けど仕事が

という考え方の人は会社に「半育休」どうでしょう

と提案するのがいいかもしれませんね。

 

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